PACT社 クラブタイマーⅢ 改造

PACT社クラブタイマーⅢ

SOLWILLのクラブ活動の中にシューティングがあります。(知らない人の方が多いですが)

タクティカルトレーニング、シューティングトレーニングにおいて、「タイム測定」は上達しているかどうかの判断に非常にわかりやすいです。

そのタイム測定に使われているのが、この「PACT社 クラブタイマーlll」です。

実銃によるシューティングマッチでも多く使用されており、タクティカルトレーニングスクールにおいても、その信頼性が高く評価されている名作です。

タイム計測は、的(鉄板)の着弾音で計測されるので、エアガンで使用すると、何も反応してくれません。

インターネットを色々検索すると、収音用のマイクをコードで延長してエアガンでも使えるように改造しているものを発見しました。

でも、売り切れ・・・

しかも、結構高い 44,928円

アマゾンで標準品の価格は20,614円なのに

こうなれば自分で改造してみよう。

インターネットのどこかで半田付けが出来れば、改造できると書いてあったので、チャレンジしました。

まずは、本体裏側のネジ4本を外します。

クラブタイマーⅢ中身

ネジが外れたら、真ん中で割れます。裏ブタに電池からの電源コードが基盤側につながっているので、あまり勢いよく開かないでください。
コードが切れたり、基盤が飛んでいくかもしれませんので。

しかし、裏ブタを外さないと電池外せない。製品の作りはさすが外人、テキトーです。
電池の抑えにクッションの両面テープ使ってるし、電池の「+」表示は手書きのマジックだし。(笑)

マイクはどこだ?

さて、問題のセンサー?マイクはどこだ

基盤をはがしたら、裏側にありました。
しかも、基盤に直付けです。

クラブタイマーⅢマイク

基盤を元に戻すときに気付いたのですが、このマイクもカバーと当たって、基盤の抑え代わりになっていました。

ということは、取り外せない・・・

元々、実銃でも使用できるように残しておきたかったので、そのままにしますが、半田ゴテ入るかちょっと不安でした。

マイクを延長する配線を開始

後は、強引にマイクの両側の足から電線を出します。
パーツを買いに行ったお店で、マイクならシールド線がいいよと言われ、素直に1Pシールド線を購入。

GND側をシールド線で、+線を1P側で接続しました。

マイク配線

配線がショート(短絡)しないように半田付け。

マイクのカバー部分に配線が通るように切れ込みを入れて、基盤が収まるようにします。
また、マイクジャックまで取り回しできる長さで電線はカットします。

本体にマイクジャックの取付

出来るだけ邪魔にならないようにと、ミニミニプラグを選択しました。
取付穴を3.4ミリのドリルで穴をあけたら、プラグが入らなかったので、ちょっと拡張しました。

本体穴開け

穴位置は本体を閉めた時に、基盤や固定するネジに干渉しない場所に開けます。

ジャックを取り付け

ちなみに使用するマイクジャックは2極です。(モノラル)
先端がGNDだとネットで書いてあったので、そのように配線します。

ジャック配線

延長コード作り

次に、延長するコードの片側にミニミニプラグを取り付けます。

延長コードの反対側に、コンデンサマイクを半田付けします。

回路は買ったパーツに付いていました。(手書きだけど)

マイク配線図
絶縁と保護を兼ねて、収縮チューブでそれっぽく仕上げます。

延長コード

実はこの時、配線でトラブりました。
本当に作動するかどうかわからなかったので、とりあえず延長したコードに直接つないでマイクでテストをしました。

うまく作動したので、ミニミニプラグを配線して本体に付けて、テストをしたら、動かなくなったんです。
マイクを半田する時に壊したんではないか?とか、本体が壊れたのではとかいろいろ焦りました。
翌日、テスターを持って来てチェックしたら、ミニミニプラグのジャック側の先端が導通しないとのことがわかり、半田で電気が流れるようにして、テストOK!
道具はありがたいですね。一発で問題を見つけてくれました。

無事、テストも終わり後は本番で使用かと思っていたら、代表が格好も大事でしょうと・・・

何か違うものに見えてしまう

粘土買ってきて、ターゲットに取り付ける用の磁石と一緒に加工して簡単に取り付けれるようにしました。

マイクセット中

しかし、加工中の代表の姿が・・・工作員がプラスチック爆弾セットしているようにしか見えない。

C4爆弾

稼働テストでターゲットに当たって、ショットタイマーが作動した時は、子供の様に喜んでいたのに・・・
クラブ活動も、仕事も全力で楽しんでいます。

近々、トレーニングエリアもお知らせできると思います。

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